軌道に乗ったと思われたのだが、またもつまづいた。
原WBC非常事態、中日全選手が辞退
前回の会議で48選手をリストアップ。各球団に選考された選手の出場有無を確認し、12月15日に暫定ロースター45選手を決めるが、6人の辞退者が出た。「ほとんど協力的だけど、事情がある辞退も聞いた。やむを得ないこともあるが、1球団においては誰ひとりも協力者がいなかった。やや寂しいことでした」と率直に表明した。
(中略)
会議に出席した関係者は、球団名を名指しはしなかったが、非協力的な球団が中日であることは明らかだ。第1次候補に選出されていたのは、岩瀬、森野、浅尾、高橋の4人だが、全員が辞退。北京五輪で岩瀬、川上が故障した経緯もあり、落合監督は選手の選出に「協力はするが、けが人は出さない」としていた。だが、浅尾、高橋は現在も練習しているように、辞退する主立った理由も見あたらず、落合監督のコメントも矛盾している。
この件については落合監督が反論してるのでそちらもピックアップ。
落合監督「国内だけバッシングおかしい」
落合監督、WBC代表候補辞退について反論
落合監督の言い分、いくつかおかしいところもある。
たとえばこの部分。
「一番考えなきゃいけないのは強制権があるのかということ。最初に選手の意思を尊重するのかどうか。名前を売りたいやつもいるだろう。出たくないやつもいるはず。ウチはボイコットなんかしていない。たまたま4人が断っただけ。国内の連中だけバッシングされるのもおかしいだろ?アメリカの球団をバッシングするか?これじゃドリームチームなんてできやしない。正義感ぶって表に出すなっての。自分ら(代表スタッフ)現役の頃、辞退したやついっぱいいるじゃないか」
今のスタッフの現役時代に交流試合でない国際大会にはプロは出場してなかった。
細かい突っ込みはさておき、今回の件は多分球団というか落合監督の意向は働いているものと思う。
ただそれをして中日球団および落合監督が責められるかといったら実はそうは思わない。
ちなみに過去、中日球団は非協力的だったかといえば決してそうだったわけではないのだ。
シドニー五輪 鈴木郁(プロ・アマ混成)
アテネ五輪 岩瀬・福留
第1回WBC 福留・谷繁
北京五輪 川上・岩瀬・荒木・森野
北京五輪では4人もの選手を出している。非常に協力的だったといってもいい。
ではなぜ今回このようなことになったのか。
その答えの鍵は落合監督のコメントの中にある。
落合監督「みんな出ると思うのが間違い」
球団や現場の主導(での辞退)ではないし、ボイコットしてるわけじゃない。球団も監督も行けとも行くなとも言ってない。本人らに意思を聞いたら、たまたま4人ともそういう話になった。(北京五輪代表の岩瀬と森野の)2人は『もう2度と行かない。断ってください』と言っていた。高橋と浅尾? 今年1年働いたわけじゃないし、途中でファームに行った連中。『不安があるので、できたら辞退させてください』と言ってきた。(台湾代表候補の)チェンは出たいと言っているから出すと思う。
追加の打診を受けた和田については「和田もいい気はしないだろ。誰か(別の選手)が断ったから自分のところに来たということ。選手にもプライドがあるのに、あまりにも人間感情を逆なでしすぎ」とも言った。
岩瀬、森野の「もう2度といかない。断ってください。」というコメントはどういうことか。
すなわち「北京でこりごりした」といっていることに他ならないのだ。
ではなぜこりごりしたか、考えられるのは五輪代表チームの中で不協和音があったということ。
そして選手が納得できない何かがあったということ。
そうなると考えられるのはチーム首脳陣の不可解采配が理由としか思えないのだ。
結局、星野の亡霊はいまだに尾を引いているということになる。
つくづく罪作りなお友達チームだった・・・。
ひとつだけ異論をさしはさむとすれば、和田の追加招集については致し方ないものだと思う。
かえって名誉なことくらいに思ってもらわないと。
さて、そうはいっても動き出した日本代表。
ここまでもつれてしまった糸をほぐして正常な形に戻すには、サムライジャパンが連覇してWBCの権威を高めるほかにない。
そういう意味で選出された選手達には名誉のために戦ってほしいものである。

